米資産運用会社ビットワイズ(Bitwise)のCIO(最高投資責任者)マット・ホーガン(Matt Hougan)氏は10日付のウィークリーメモで、同日に40人超の投資顧問と面談した結果を報告した。ホーガン氏は「入社8年で最多となる1日8件の営業面談を実施した」と述べており、大半は個人ではなくチームとの打ち合わせだった。
得られた主な知見は2点。投資顧問は依然として仮想通貨に強い関心を持っていること、そしてその関心は現時点ではビットコイン(BTC)よりもステーブルコインと資産トークン化に向いていることだ。ホーガン氏は、投資顧問および機関投資家による新たな資金流入が2026年の市場低迷からの脱却を促す最有力候補だと指摘している。
ホーガン氏によれば、面談の場でBTCへの関心を引き出すことは難しく、話題は繰り返しステーブルコインや資産トークン化に移った。背景として同氏は2つの要因を挙げる。
一方では、通貨価値の希薄化への懸念が投資家全般の間で後退しており、金(ゴールド)も史上最高値から約20%下落していることを例示した。
他方では、SECのポール・アトキンス(Paul Atkins)委員長やゴールドマン・サックスCEOのデビッド・ソロモン(David Solomon)氏、ブラックロックCEOのラリー・フィンク(Larry Fink)氏らが相次いでステーブルコインとトークン化に言及しており、投資家の関心を引きつけているとした。
投資顧問が次のサイクルで資金を振り向ける先として、ホーガン氏はイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、カントン・ネットワーク(CC)、チェーンリンク(LINK)、アバランチ(AVAX)といったステーブルコイン・トークン化関連資産を挙げた。
また、ハイパーリキッド(HYPE)などの高機能トレーディングトークン、さらにFigure(FIGR)、サークル(CRCL)、コインベース(COIN)といった仮想通貨関連企業株も名が挙がったとしている。投資顧問が運用する資産総額は175兆ドルを超えるとされ、その動向は市場全体に大きな影響を与えうる。


