米大手証券会社チャールズ・シュワブ・コーポレーション(Charles Schwab Corp)は13日、個人投資家向け仮想通貨取引サービス「シュワブ クリプト(Schwab Crypto)」の提供を正式に開始したと公式Xアカウントで発表した。同日より、第一弾となるユーザー群に対してビットコイン( BTC )およびイーサリアム( ETH )の取引機能の提供が始まった。
同サービスの最大の特徴は、既存の証券口座に紐づいた専用の仮想通貨口座で、株式や債券と同一プラットフォーム上で売買できる点にある。シュワブの既存顧客は新たな口座開設手続きなしに、メイン画面から直接BTCおよびETHにアクセスすることが可能だ。
同社はアーリーアクセスへの参加登録を受け付けており、段階的に対象ユーザーを拡大していく方針を示している。現時点で取引対象はビットコインとイーサリアムの2銘柄に限定されているが、今後の追加拡充も視野に入れているとみられる。
シュワブは約3,910万のアクティブ証券口座(2026年第1四半期時点)、総口座数4,720万超を抱える米国最大規模のブローカレッジ会社の一つであり、預かり資産は約11.8兆ドル(約1,860兆円)に上る。
同社がクリプト取引を正式サービスとして組み込んだことは、機関投資家や一般投資家の双方において、仮想通貨をメインストリームの金融資産として扱う動きが加速していることを示す象徴的な出来事といえる。

