スターテイル・グループ(Startale Group)CEOの渡辺創太氏は13日、Xへの投稿で、信託銀行を裏付けとする円建てステーブルコイン「JPYSC」を数カ月以内にリリースすると表明した。同時に、世界最低水準の調達コストである円資金を活用し、米国株などの高成長資産へオンチェーンで投資するという新たな構想を明らかにした。
JPYSCは、スターテイルとSBIホールディングスが共同で推進するプロジェクトで、新生信託銀行が発行体を担う。日本の資金決済法に基づく「電子決済手段」として位置付けられており、国内初の信託銀行裏付け型円ステーブルコインとなる。流通はSBI VCトレードが担い、技術開発はスターテイルが主導する。
今回の渡辺氏の発言で注目されるのは、単なる決済手段の提供にとどまらない新たなユースケースを打ち出した点だ。超低金利の円で資金を調達し、フルオンチェーンで米国株などの高成長資産へ投資するという構想は、従来型のキャリートレードをブロックチェーン上で完全に自動化・透明化するものとして市場関係者の関心を集めている。
JPYSCはマルチチェーン対応の設計が施されており、DeFiプロトコルや企業向けプライベートチェーンとも連携できる仕組みとなっている。
プロジェクトは今年2月末にすでに発表されており、当初より2026年度第1四半期のローンチを目標に規制当局の承認取得を進めており、今回の発言はその進捗を示すものとみられる。


