暗号資産(仮想通貨)に特化した資産運用企業コインシェアーズ(CoinShares)でリサーチ部門のトップを務めるジェームズ・バターフィル氏は7日、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは、約2.2億ドル(約357億円)の純流入だったと報告した。
週内の細かい資金フローについては、市場予想を上回る米小売売上高のデータ公開、金融緩和に対する投資家の期待後退、地政学リスクの不透明感によって、後半には一転して純流出したと説明している。
以下のグラフが、デジタル資産投資商品全体における週ごとの資金フローの推移。4週間純流入が続いた後に先々週は純流出していたが、1週間でプラスに転じたことが示されている。
デジタル資産投資商品への資金フローを原資産別に見たのが以下の表。先週は、 XRP の投資商品に最も多くの資金が純流入した。
バターフィル氏はXRPの投資商品について、2025年12月の中旬以降で最大規模の資金が先週に純流入したと説明。これで年初来の純流入額は約1.6億ドル(約254億円)になったと述べている。
次に純流入額が多いビットコイン( BTC )の投資商品については、今月の悪いスタートを改善しつつあるが、ビットコインをショート(売り注文)する投資商品にも資金が純流入しており、投資家の見方はまだ分かれていると説明した。
そして、ビットコインをショートする投資商品の先週における純流入額は、2025年11月中旬以来最大額であると指摘している。
他の銘柄については、ソラナ( SOL )の投資商品は今年、継続して資金が純流入していると説明。イーサリアム( ETH )の投資商品については、米国の仮想通貨市場構造法案(クラリティー法)のネガティブなニュースが影響し、資金流入が他の銘柄の投資商品よりも遅れているとの見方を示した。
また、以下はデジタル資産投資商品への資金フローを国別に見たデータ。バターフィル氏は、スイスが純流入を主導したことや米国の純流入額が3位であることなどを指摘している。