オンチェーン分析企業のサンティメント(Santiment)は4月4日、X(旧Twitter)への投稿で、ビットコイン( BTC )に関するSNS上の弱気センチメントが2月28日以来の最高水準に達したと報告した。
X、Reddit、Telegramなど複数のプラットフォームのソーシャルデータを分析した結果で、同社が公開したチャートでは、強気コメント4件に対し弱気コメントが5件という比率(0.81対1.00)が示されている。
サンティメントによると、この比率は3月初旬以降で最も弱気に傾いた水準で、同社のチャートが示す「FUDゾーン」(弱気センチメントの警戒域)に指標が接近している。
一方、サンティメントは弱気センチメントの急拡大を、必ずしも悲観的なシグナルとして捉えていない。同社は「市場は群衆の期待と逆の方向に動く傾向がある」と指摘し、過去のデータでもこうした高水準の弱気センチメントが相場反転の前兆となってきた経緯に言及した。チャート上の「FOOMOゾーン」(強気センチメントの過熱域)と対比すると、現在の水準が極端な悲観域にあることが視覚的にも確認できる。
ただし同社は、イラン情勢を巡る地政学的リスクや、米国の仮想通貨規制法案であるクラリティ法案の行方など、現在の相場の上値を抑える不確定要素も同時に挙げており、反転を断定するものではないとしている。
2026年のビットコインは1月・2月と続落し、過去の季節的パターンを大きく下回るパフォーマンスが続いている。機関投資家によるETF(上場投資信託)経由の需要が下値を支える一方、大口保有者の売り圧力が依然として重荷となっており、センチメント指標と需給動向の両面から市場の方向感が問われる局面となっている。
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