米ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は5日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン( BTC )について「勝利を収めた」と強気発言した。ピーター・シフ氏に反論し、近日中の買い増しも示唆している。セイラー氏は次のように述べた。
銀行も含めた企業や機関投資家がますますビットコイン市場に参入することを予測しているとみられる。業界では、ビットコイン半減期にともなう4年サイクル説がまだ続いているという説と、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)などの登場により状況が変わったという説に意見が分かれているところだ。
また、セイラー氏は「不適切なプロトコル変更」の具体内容を示していないが、仮想通貨コミュニティはこれをビットコイン改善提案BIP-110のことだと解釈している。
BIP-110は、期間限定ソフトフォークとして、ブロックチェーン上に記録される「非金融的なデータ」(画像、動画、テキストなど、いわゆるスパムと認識されるもの)を厳しく制限する提案だ。
反対派からは、プロトコルへの介入がビットコインの検閲耐性や不変性を損ない、価値保存手段としての信頼性を傷つけると批判されている。
セイラー氏は5日、2020年8月以降を見ると、ビットコインは主要資産の中で圧倒的なパフォーマンスを誇っているとも改めて指摘した。
セイラー氏は、2020年以前も含めたより長い時間軸で見ると、パフォーマンスの差はますます広がると述べている。なお2020年8月は、ストラテジー社がビットコインを蓄積する財務戦略を開始したタイミングにあたる。
この投稿は、著名な金(ゴールド)支持派のエコノミスト、ピーター・シフ氏の発言に返答する形で行われたものだ。シフ氏は以前よりビットコインに懐疑的な姿勢で知られており、今回は次のように述べている。
シフ氏は2021年からのパフォーマンスを見ているが、セイラー氏の示した2020年からのパフォーマンスでは、ビットコインは36%の上昇。一方で、金は16%、QQQは15%、S&P500は14%となっている。どこで区切るかで見方が変わることを浮き彫りにした。
なお、記事執筆時現在ではビットコインは68,800ドル付近で推移しており2021年のピークと比べると15%の上昇だ。また、シフ氏はビットコインが下落した2022年の約16,000ドル台の底値からこれまでに大幅回復したことにも触れていない。
セイラー氏は5日、これまでにストラテジー社がビットコインを購入した日を示すチャートも投稿し、まもなく買い増しすることを改めて示唆した。
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