SoSoValueのデータによると、6月18日(水)までの週に米現物ビットコイン(BTC)ETFから約2億2680万ドルが純流出し、週次での資金流出が6週連続となった。これはこれらのファンドにおける週次純流出の連続記録として過去最長となる。6週間の累計流出額は59億4000万ドルに達した。
週次の流出額は、6月第1週の17億2000万ドルをピークに急速に縮小しており、直近1週間はそのおよそ87%減に相当する水準まで落ち込んでいる。
ギャラクシー・リサーチ(Galaxy Research)のデータでは、過去30日間の累計純流出は63億5000万ドルとなり、同社が観測した582の30日間ローリングウィンドウ中で最悪の数値とされる。
取引所CoinExのチーフアナリスト、ジェフ・コ氏は「売りの波が加速しているというより、概ね収束しつつあることを示している」との見方を示した。同氏はまた、流出の相当部分が金利や裁定取引の手じまいを反映したものであり、純粋なビットコインへの需要が消えたわけではないとも指摘。年金基金などの長期的な運用者は「この局面においてかなり底堅さを維持している」と付け加えた。
取引所BTSEのCOO、ジェフ・メイ氏は異なる視点から流出の背景を説明した。「スペースXのIPOをはじめ、AI分野への注目度の高さを踏まえると、投資家は単純にAI関連株へ資金を振り向けているとみている」と語り、OpenAIやアンソロピックなど大手AI企業の上場が控えていることから、こうした資金シフトにはまだ余地があるとの見解を示した。
なお、執筆時点でビットコインは6万4000ドル前後で推移しており、6週間にわたるETF資金流出が続くなかでも価格は一定の底堅さを保っている。
イーサリアム(ETH)の現物ETFも同週に1005万ドルの純流出を記録し、こちらも6週連続の流出となった。


