コインベース・アセット・マネジメントは4月30日、スーパーステートのファンド運営基盤「FundOS」を採用し、ステーブルコイン信用ファンド「コインベース・ステーブルコイン・イールド・ファンド(CUSHY)」のオンチェーン持分クラスを2026年第2四半期に発行する予定だと発表した(スーパーステート公式発表)。
CUSHYはステーブルコインの貸し付けおよびプライベートクレジット戦略を通じて機関投資家に利回りを提供するファンドで、ノーザン・トラスト・ヘッジファンド・サービスが管理機関を務め、オムニアム・プラットフォームが中間事務・ファンド管理を担う。
FundOSを通じ投資家はソラナ( SOL )・イーサリアム(近くベースも追加)上でファンド持分をトークン化でき、トークン化された持分は対応するDeFiプロトコルで担保として利用したり、規制に準拠したデジタル取引先間での移転も可能になる。
スーパーステートは2022年設立のSEC登録振替代理人で、自社の米国短期国債ファンド「USTB」と仮想通貨ベーシストレードファンド「USCC」の運営を通じてFundOSを開発してきた。
この2本の合計運用残高は10億ドルを超えており、今回のCUSHYはFundOSが初めて外部の資産運用会社のために提供する案件となる。コインベース・アセット・マネジメントは昨年末にもビットコイン・イールド・ファンド(USCBYF)を適格米国投資家向けに提供しており、今回はステーブルコイン信用戦略へと対象を広げた形だ。
今回の発表ではアポロ・グローバル・マネジメントもパートナーとして名を連ねており、プライベートクレジット戦略の組み入れで協力するとみられる。機関投資家向けのファンド構造を維持しながらトークン化された持分をDeFiで利用可能にするという設計は、伝統的な金融インフラとオンチェーン流動性を橋渡しするモデルとして注目を集めている。
コインベース・アセット・マネジメントのアンソニー・バッシリ社長は「ステーブルコインは次の金融時代の基盤であり、CUSHYはデジタルレールの高速効率性と伝統的なクレジットの機関水準の厳格さを融合させる」と述べた。スーパーステートのロバート・レシュナーCEOは「CUSHYをFundOSでイーサリアム( ETH )とベースに展開し、新たなDeFi活用を広げることを誇りに思う」とコメントしている。