米商品先物取引委員会(CFTC)は24日、ニューヨーク州が予測市場を州法により規制しようとする動きを阻止するため、同州の南部地区地方裁判所に訴状を提出した。
ニューヨーク州は、CFTCに登録された予測市場の事業者に対して、停止命令書や民事訴訟を通じて州法の適用を試みていると指摘。連邦法により予測市場のイベント契約に関する独占的権限がCFTCに与えられていることを確認する判決を求めている。
また、州がCFTC登録事業者に対して州法を適用することを差し止める命令も要請している格好だ。CFTCのマイケル・セリグ委員長は、次のようにコメントしている。
CFTCはすでに2日、イリノイ、アリゾナ、コネチカットの3州についても連邦地裁に提訴している。これに続き、管轄権限で争う訴訟を起こした格好だ。
これらの州は、ポリマーケットやカルシ、コインベースなどの提供するスポーツ関連の予測市場が州の賭博法に違反する無許可のスポーツベッティングに該当すると主張。一方でCFTCは合衆国憲法により、連邦法が州法に優先することを強調している。
ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は同24日、他の37州の司法長官らとともに、超党派でマサチューセッツ州がカルシを相手取って起こした訴訟を支持する意見書を同州の最高裁判所に提出したところだ。
司法長官らは、カルシは州の賭博法に従うべきだと主張している。同社がプラットフォーム上で提供する賭けは実際には金融商品だと述べ、CFTCが排他的に規制すべきであるというカルシの主張を却下するよう裁判所に求めた。
また、州のギャンブル法は、ギャンブルの害に対処し、若者がギャンブルに触れるのを防ぎ、ギャンブル規制から得られる税収を教育やギャンブル依存症患者への支援といった重要なプロジェクトに充てることを目的としているとも述べる。
一方で、CFTCの規制は、ギャンブルの具体的なリスクには焦点を当てているものではないと指摘。州からギャンブル規制権限を剥奪すれば、州が消費者をギャンブルに関連する悪質な行為やその他の問題行動から守る力を弱めることになるとも続けた。