米国のビットコイン現物ETFは6月8日、9,137万ドル(146億円相当)の純流出を記録した。SoSoValueのデータが示している。
ファンド別では、ブラックロックのIBITが2億3,300万ドルの純流出を記録し、全体の流出を主導した。一方、アーク・インベストメントと21シェアーズが共同運用するARKBは6,300万ドル、フィデリティのFBTCは5,940万ドルの純流入を確保した。バイトワイズとモルガン・スタンレーの各ファンドも同日プラスの流入を報告した。
5月15日以降、米国のビットコイン現物ETF全体では約50億ドルの純流出が生じており、6月4日(300万ドルの純流入)を除き、すべての取引日で流出が続いていた。
The Blockが報じたところによると、ジーニアスの共同創業者兼COOのライアン・マイヤー氏は「今回の流出が、機関投資家のビットコインに対するセンチメントの広範な転換を示しているとは考えない」と述べた。
マイヤー氏は「ETFフローはセンチメントに先行するのではなく、むしろ遅行する傾向がある。マクロの不確実性と相場変動が続いた後、投資家がエクスポージャーを削減するのは自然な動きだ」とした。
同氏はまた、流出が続く中でもビットコインの機関インフラは強化されており、長期配分を目的とする投資家がこの資産クラスから撤退する兆候は見られないとも指摘し、「複数のETF発行体に流入が分散し始める一方で、一つのファンドで大口の解約が生じているパターンは、広範な売り圧力が緩和し始めるサインであることが多い」と述べた。
一方、イーサリアム現物ETFは同日に8,240万ドルの純流入を記録した。7つのファンドがプラスとなり、フィデリティのFETHが約2,860万ドル、ブラックロックのETHBが2,690万ドルの流入を主導した。純流出を記録したのはバンエックのETHVのみで、370万ドルだった。
先月上場したハイパーリキッド現物ETFも同日約250万ドルの純流入となり、前週金曜日に記録した初の純流出から転換した。

